関連商品の紹介ページです。AeroLaser社 ホルムアルデヒド(HCHO)モニター AL4021を紹介しています。

●オンラインHCHO連続測定
●プロセスコントロール及び品質管理
●プロセス排出監視/排出上限管理
●チャンバー(最大８基同時制御可能)内での木工製品、プラスチック製品、
　合板などからのＨＣＨＯ拡散テスト(シック・ハウス症候群の研究)
●環境研究やトレースガスの分析
●室内空気の測定及び管理

<全自動HCHO測定器>
　　Aero Laser社製モデルAL4021は、Hantz反応に基づいて、ガス状試料中、そ
して液状試料中のホルムアルデヒド(HCHO)の濃度を全自動で連続的に測定可
能な分析器です。本測定器では、1ppb以下の微小濃度まで検出できます。
AL4021は3ppmまで直線性があります。AL4021のすべての機能は内蔵マイコン
とそのソフトウェアにより制御され、ユーザーの立場に立って操作できる構造に
なっています。なのでAL4021はとても使い易く、信頼性に富み、メンテナンスの
手間がとても少ない分析器です。

<動作原理>
　　ホルムアルデヒドの検出原理は、アセチルケトン(2,4ペンタディオン)とアンモ
ニア溶液中でのホルムアルデヒド液相反応に基いております。この反応により、
3,5ジアセチル1,4ジハイドロルチディン(DDL)を生成します。これは410nmに吸収
帯があり、510nm付近で強い蛍光を発光します。この蛍光発光を電子倍増管で
測定します。DDLの比色測定法と比べて、この連続化学発光法式は、他のアル
デヒド類やケトン類に比較して反応時間が短く、かつ重なり合う波長帯が少ない
ため、より高精度でより反応速度が早いという特徴があります。
　　Hantz反応は、水溶液中での液相として作動しますので、ガス状ホルムアル
デヒドの場合は、まず溶液中に溶かして液相状態に変換しなければなりません。
それには所定の一定流量の空気と一定の接触面積を有するストリップコイル内
にて液相とガス相を定量的に接触させる事により達成出来ます。それから、
空気は液流路により分離され、溶液中のホルムアルデヒドが分析されます。
ストリップコイル内のサイズと流量を最適化することによりHCHOの４重結合反応
を短時間で完了させることが出来ます。

<木工製品や合板製品などから放散されるHCHOの監視・管理方法>
　　テストチャンバー(EN717-2/CARB)と組み合わせて、AL4021を利用すれば、
例えばMDFなどの木工製品やパーティクルボード、或いはプラスチック製品から
放散されるHCHOの成分を測定することができます。こうすれば従来の測定方式
と異なり、90秒の時間分解能で、HCHO濃度をオンラインで連続的に測定・監視
できます、数分後には測定濃度の結果が得られます。AL4021には最大で8台の
テストチャンバーを同時に接続できます。それらのテストチャンバーとAL4021は
電磁弁切替ブロックとを介して繋がっており、それぞれのチャンバーからサンプ
ルガスをAeroLaserからの切替指令によりシーケンシャルにサンプリングして測
定するようになっております。

当社はAeroLaser社の日本代理店です。